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宿野かほる / ルビンの壺が割れた (2017) ・ ・ この小説は、あなたの想像を超える。 結末は、絶対に誰にも言わないでください。 (キャッチコピーより) ・ ・ 自分は色んな意味でもっと本を読まんといかん人種やのに、最近は音楽系か映画系のモノかコミックしか読んでへん…。 これじゃあかんよなぁって思いながらも、歳とってきたら本読むのしんどなってきたのよ。 そんな中、ちょっとこれ読んでみてって渡されたこの本。  以下、某サイトの紹介文ヨリ。  「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」 ――送信した相手は、かつて恋人だった女性。 SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。 ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。 覆面作家によるデビュー作にして、話題沸騰の超問題作!  …とのこと。 物語は、昔恋人同士だった男女がフェイスブック上で再会し、お互いが送信しあうダイレクトメッセージによってのみ進行していく、いわゆる書簡体小説。 しょっぱなからナニか引っかかる気持ち悪さを引きずったまま、スピード感のある展開であっという間に読んでもーた。 そしてだいたいの人が感じたのと同じく、ラスト1ページの最後の1文は「おほっw」ってなった。  小説もコミックも読むのが遅い自分でも1時間ちょっとで読了。 それもそのはず、総ページ数たったの170ページ。 これハードカバーの親本も出てたハズやねんけど、どんだけ薄い単行本やったんやろ。  そんなこんなで絶賛と非難の両極端な批評が飛び交った作品らしい。 自分も正直なこと言うたら腑に落ちへんところもあるし、懐かしのケータイ小説的なライトな読み応えは若い人向けかなぁって思ったりもする。  でもね、自分も若い頃に星新一さんの短編集で読みやすい本の楽しさを知ってから他の本も読むようになったし、もっと若い世代の人らは山田悠介さんとか金沢伸明さんとかでそういう体験をしてると思うし、この『ルビンの壺が割れた』もそういう入口になったらいいんでないの、って思う。 中途半端に小難しい話だったり考えさせられる内容だったりよりは、どこか振り切れた読後感の方が気持ちイイし。  ところで宿野かほるさん。 オトコかオンナかすら謎に包まれた覆面作家らしい。 有名作家さんの隠れ蓑なのか、はたまたリアルにプライベートを隠したい人なのか。  リリース:2020.1.29 レーベル:新潮社 品番:978-4-10-101761-7  #kahoruyadono #shinchosha #facebook #fb #directmail #dm #socialnetworkingservice #sns #ルビンの壺が割れた #宿野かほる #新潮社 #フェイスブック #ダイレクトメール #ソーシャルネットワーキングサービス #この小説はあなたの想像を超える #結末は絶対に誰にも言わないでください

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